思考整理

東京大学→Software Engineer

仕事のモチベーション

皆さん、仕事をしていく上でのモチベーションはなんですか?

その仕事をすることでの社会的意義でしょうか。世の中を良くしている、人を幸せにしているという実感でしょうか。はたまた自身のキャリアにおける今の仕事の重要性でしょうか。


仕事は辛く厳しく、辞めてしまいたいと思うことも多い中で、それでも頑張っていこうと思うためには何らかのモチベーションが必要不可欠です。

 

そして、モチベーションというものは自然と出てくるものではなく、自分で作り上げにいくものだということは、意外と見落とされがちだと思います。

 

今回は仕事をしていく上でのモチベーションを、どのように確立していくのかについて考えていこうと思います。

 

 

モチベーションの有無が仕事に与える影響

モチベーションが無くとも、仕事を辞めてしまい職につかないと生きていくことは出来ないので、仕事を続けることは出来る人が多いでしょう。

しかし、モチベーションを持って仕事をするのと、モチベーションを持たずに仕事をするのとでは大きな違いがあります。

 

仕事を通じて積める経験値に大きな違いが出て来るのです。

 

モチベーションがあれば、仕事に取り組むスタンスが変わってきます。

 

モチベーションの種類にも依りますが、「もっと仕事が出来るようになろう」という方向性に思考が寄ると、1つ1つの仕事に取り組む姿勢が変わり、ただこなすのではなく「改善」を繰り返すようになります。

 

スキルとは努力×努力の方向性で習熟度が定義されるので、ただ時間を投下するだけでは効率良くスキルを習得することは出来ません。

 

きちんとしたモチベーションを持ち、「改善」を繰り返す働き方をする必要があります。

では、仕事を通じて積める経験値が多いと何が良いのでしょうか?

正の循環をつくる

経験値が多いと、仕事が出来るようになるまでの速度が上がります。そうすると、瞬発的にも仕事を楽しいと思えるタイミングが増えてきます。

 

人はできなかったものが出来るようになったときに喜び、達成感を感じる生き物なので、仕事に精力的に取り組み、成功体験を得ることで仕事に対するモチベーションが更に高まり、次の仕事にも精力的に取り組むことが出来るという、「正の循環」が生まれるのです。

 

こうなってしまえば、もうこっちのもの。
成功体験を繰り返し、高い自己イメージを形成しながら仕事に取り組むことが出来るでしょう。

成功体験

でも、成功体験を積むまでが辛くて辛くて仕方ない。最初の成功体験を積むまで努力し続けるほど、モチベーションが無いという人もいると思います。


むしろ、そういった人の方が大多数なはずです。僕もそうです。

 

しかし、それは「成功体験」の大きさに関して誤解があります。成功体験には、多くの方がイメージするような、「目玉プロジェクトを完遂させた」とか、「巨大アカウントからの注文受注に成功した」などの巨大なものもありますが、「文章を書くことに対する抵抗感が薄れた」や「1日のうち、サボる時間が減った」などの小さなものもあります。

 

そして、後者の小さな成功体験を言語化/可視化することが、日々仕事のモチベーションを保つ上で重要となるのです。

 

巨大な成功体験はその分得られる達成感、次の仕事へのモチベーションは大きいですが、それだけでは日々の苦労を帳消しにして仕事に勢力的に取り組むモチベーションとして機能することは難しい。

 

日々、小さな成功体験を積み重ねて、「自分は成長している」「自分は昨日よりこんなところが変わった」ということを意識することで、確実に前進していることを感じモチベーションとなるのです。

 

毎日、「出来るようになったこと」を記録する

僕は毎日、その日出来るようになったこと、昨日の自分と変わった所を日報という形で書き留めています。

 

この習慣を始めたのは最近ですが、それ以前は仕事が本当に大変で、自分の仕事の出来なさに辛くなり、鬱々とした日々を送っていました。

 

しかし、小さな成功体験を可視化することで、自分は確実に出来るようになっているんだ。前に進んでいるんだという実感を得ることが出来、プラスの気持ちで仕事に取り組めることが増えてきています。

 

僕と同じように、仕事で辛い思いをしている新入社員の方に、少しでも助けになれば幸いです。