思考整理

東京大学→Software Engineer

思考の前提を変えること

新卒として入社し、「よし、やるぞ!」と意気込んで仕事に取り掛かっても、最初はなかなか上手く行かず、上司に怒られることも多いと思います。

でも、だんだんとコツを掴んできて、仕事が少しずつ少しずつ出来るようになってくるでしょう。

 

仕事が出来ない状態から仕事が出来る状態になることで、変化するものはなんなんでしょう?

経験によって、具体的に何が変わるのでしょうか?

 

僕は「前提の認識が変わること」だと思っています。

 

もう少し具体的に書くと、同じ状況に遭遇したとしても、前提としての認識が異なることで考える内容が変わってくるということです。

 

例えば、文章を書く仕事が上達してくる場合を考えて見ます。

仕事を始めて間もない頃は、「何を伝えたいのか」を考えることが前提の認識となっており、自分が伝えたいことをひたすら書き連ねることをしてしまいます。

(このブログもその典型例ですね。このブログは僕自信の文章への苦手意識を取り去るためにひたすら書きまくることを目的としているので、読みにくくてごめんなさい。笑)

 

仕事が出来るようになってくると、前提としての認識が、「読み手にどう伝わるか」に変わってきます。

 

こうして、前提となる考えが変わってくることによって、同じ状況に直面しても仕事が出来る人と出来ない人とでは考えることに違いが出て来るのです。

 

このことを知っておけば、普段仕事をしながら、「あ、自分の中で前提となる認識が変わったな」と気づくこと、どう変わったのかを言語化して成長速度を高めることが出来ます。

 

僕は常々、自分の前提認識がどう変わったのかを記録するようにしています。

 

そうすることで、成長速度を高めることが出来ますし、副次的な効果として、一回出来るようになったことを忘れてしまうのを防いでいます。

 

言語化して意識することで、「これは出来るようになったんだ」と自覚することが出来ますからね。

 

ぜひお試しください。

 

これがわかっていないと、仕事が出来るようになりたいと思って努力していても、正しい方向に向かうことが出来ません。