思考整理

東京大学→Software Engineer

都合よく解釈する

仕事をしていると、自分の同期で自分より仕事が出来る人を見て、「自分はなんてだめなんだ」と意気消沈してしまうことがあります。

後輩なのに自分より出来るやつがいた日にはプライドはズタズタ。家に引きこもってドラマを見続けるしかないでしょう。

 

ですが、現実逃避してぐーたらした所で何かが変わるわけではなく、そうこうしている間にもライバルたちは自己研鑽を続け、差は開いていく一方です。

 

「そんなことはわかっている!頭ではわかっているけど出来ないんだよ!」という反論が聞こえてきそうです。その気持、すごくわかります。僕も最近までは自分より仕事が出来る同期(しかも年下)に負けているという事実を直視出来ず、家に引きこもってツイッターを見続けて時間を潰していました。

 

ですが、最近は同期に負けていることに必要以上に心惑わされることもなくなり、自分の時間で自己研鑽に励めるようになってきています。考え方もポジティブになり、プライドに振り回されることも減りました。

 

何が変わったのでしょうか。

それは「都合よく解釈する」ようになったことです。

 

「年下の同期に負けて、なんて自分は不甲斐ないんだろう」「この仕事は向いてないんじゃないか」と考えるのをやめて、「あの後輩はブログが趣味だと言っていたし、文章を書くという経験値が違うから現時点で負けているのは当たり前の話。」「俺は天才だから努力すればなんでも出来る。」

のように、(根拠のない)都合の良い捉え方をするようにしたところ、みるみる状況が改善していき、ポジティブな気持ちで仕事に取り組めるようになりました。

 

なぜこのような考え方になったのかと言うと、
・結局自分に出来ることは努力しかない。
・努力するための妨げになるような考え方はしない。
・努力するためにプラスな要素となる考え方に変える。

 

という背景です。

 

まず、人と比べることで生産性が落ちてしまうならば、比べるのは辞めましょう。幸せにならない。

自己嫌悪することで生産性が落ちてしまうならば、辞めましょう。幸せにならない。

 

結局出来ることっって努力しかないんだなあ。努力すれば出来ないことも少しづつでも出来るようになって、状況が良い方向に向かうんだなあ。そのための努力を妨げるような要素は、無駄だから排除すれば良いんだなあ

という思考回路です。

 

ほぼ、自己暗示に近いです。

 

根拠のない自信で、自分は出来ると信じ込む。そして努力をし、言葉を本当にする。それが自信になっていく。

 

少々荒療治ですが、「努力をしない」という最悪の選択よりは100倍マシです。努力しないよりはしたほうが出来ることは増えますからね。ここで人と比べてはダメですよ。「努力しない自分」と「努力する自分」を比べて、後者の方が絶対出来ること増えるやん!そしたら状況改善するやん!と、単純で都合の良い解釈を、あえて、するようにしてみてはいかがでしょうか。

 

僕もこの文章を書くことによって、自分に自己暗示をかけています。努力するしかないな!