思考整理

東京大学→Software Engineer

モチベーションを維持して生産的な時間を過ごす方法

モチベーションを維持することって大変です。
今日は溜まっているタスクを終わらせて生産的な一日を過ごすぞと意気込んでいても、気付いたら昼過ぎになってしまっている。
自堕落な自分に自己嫌悪し、その自己嫌悪が「自分はこんなに駄目だからだらけてしまうのは仕方ない」という深層心理での自己正当化であることにも気付かずまただらけてしまう。


モチベーションを維持して、生産的に時間を過ごすにはどうすればいいのでしょうか。ありふれた方法論ではなく、一風変わった(?)考えを紹介します。

意味について考える暇があったら、やる方法を考える

まず良くないパターンとして、無意味に考えすぎてしまうことが挙げられます。

本当に頭の良い人は、たくさん考えている人ではありません。何を考えないかを決めている人です。

考えるという行為は結果を出すための手段であり、そもそも結果を出すために考えることが必要なのか?というメタ的な問いを立てる必要があります。

生産的な時間を過ごすために、なぜ生産的な時間を過ごす必要があるのか?をとことん考えてモチベーションにするというのは、ほどほどにして切り上げるべきです。

生産的な時間を過ごすことは、幸福度の高い人生を送れる可能性の上昇、精神的な負い目のなさなど、非生産的な時間の過ごし方よりメリットが格段に大きい。このことを抑えておけばそれ以上ここに脳のリソースを割く必要はないです。

脳のリソースは、生産的な時間を過ごす方法を考えることに回しましょう。 

 

未来から自分を引っ張る

僕が実施している方法は、一言で言うと、計画を立てることです。

一日の終わりに、次の日の予定を立てます。
このとき、ポイントがあります。具体的な達成目標を決めることです。

悪い例:読書「存在と時間」2時間
良い例:読書「存在と時間」2時間、p.120-p.180

具体的にここまで終わらせるという目標を立てておくことで、自分が今その目標に寄与しているかどうかを判断することができるようになります。

計画を立てず「いま、ここ」だけに意識を向けてしまっていると、進むべき方向がわからない状態になります。そうすると目先の面白そうなことに好奇心が向いてしまい、生産的な時間を過ごせなくなります。

計画を立てることは、あるべき未来から現在の自分を引っ張ることです。正しい方向を自分で定めてあげること、推進力を与えてあげることが肝です。


最初は一日単位で予定を立てていき、慣れてきたら時間軸を伸ばしていくと、より長期のスパンで人生をコントロールすることができるようになります。

一ヶ月先、半年先、三年先のあるべき姿のために、いまここで取るべき行動をとる。
こう偉そうなことを言いつつ、私もなかなか出来ていないので、頑張って良い週間をつくっていきたいところです。