思考整理

東京大学→Software Engineer

人を頼るということ

こんにちは。

みなさん、人に助けてもらってますか?


学生のうち、特に研究室に入る前の授業に出てレポート書いて試験を受けるだけのときは人(特に目上の人。同級生は除く)に助けてもらう必要性はそんなに多くないと思います。


しかし研究室に配属されると1人で研究を出来るほど知識があるわけでもないので必然的に先輩や教授を頼って彼らの力を拝借して研究を進めていくことになります。


会社に入っても同じだと思います。
シゴトって1人じゃできないですよね。互いに協力しあって進めていくものだと思います。


自分の能力が至らないとき、人に頼ることは絶対に必要なスキルですが、僕はこれがものすんごく苦手でした。


研究で行き詰まっても先輩に聞くことがなかなかできず、かと言って自分一人で進めることもできず時間を無駄に浪費するということをしていました。。。


そんなの聞けばいいじゃんと思われるかと思います。僕もそう思います。でもそれができないのには理由があるんです。


それは受験勉強で培った「正しい答えを知っていないといけない」という潜在意識です。

私は高校受験、大学受験と人生で2回の受験を経験しましたが、そのどちらでも塾に通い、塾では正しい答えを言うことを求められていました。


塾の先生が「この辺の長さは?」と聞いてきたらその辺の長さの正しい値を答えることが正義であり、間違えることは悪なのです。

答えを間違えてしまったらしまったという気持ちになるし、次は間違えまいという気概を持ちます。


こうして「間違ってはいけない」という気持ちが知らず知らずのうちに蓄積されていき、人に質問することで自分の誤り、理解の至らなさが露呈することを恐れるようになってしまったのです。


このような間違えたくないというプライドは長年かけて形成されたもので、容易に変えられるものではありません。


しかし社会に出ていくのであれば、(研究室に残りアカデミックに進むのも同様ですが、)人を頼り、自分の過ちを指摘してもらうことは絶対必要です。

自分のためにも、意識的に改善することは急務です。

僕は現在、分からないことは意識的に質問するようにしています。
もちろんものすごく抵抗がありますし、こんなこともわからないの?と思われているんだろうなという気持ちもあり心中穏やかではありません。


ですが、このまま社会人になって1人で解決しようとして破滅する道を歩むことに比べたら屁でもないですね笑


がんばって自分を変えていきましょう。