思考整理

東京大学→Software Engineer

努力は手段であり目的ではない

努力することは素晴らしいことです。

人間は努力をしたがらない生き物で、努力をするべきだと思っていても、刹那的な快楽を優先してしまい、努力から逃げ出してしまいます。

でも、そんな中で鉄の意思を持って努力し続けることが出来る人もいます。

 

今回はそんな、どんな職業についている人でも、どんな場面でも、必ず必要になってくると言っても過言ではない、努力について、考えてみます。

 

努力しているときに、気をつけないといけないことは、努力は目的ではなく手段だということ。なんのために努力しているのかという点を忘れてはいけないことです。

 

努力の目的は、「改善」です。今の自分のパフォーマンスよりも、少しでも良いパフォーマンスを出せるようになるために、努力をしているのです。

 

このことを意識していないとどうなるのか。

 

「努力をしているつもり」に陥ってしまい、「努力の目的化」が起こります。

努力をしているはずなのに、結果は何も変わらない、パフォーマンスが上がらないという状態に陥るのです。

 

例えば、就活生がグループディスカッションを上達させようと、努力をしている場面を考えてみます。

 

グループディスカッションを上達させるために、一回一回のグループディスカッションを振り返り、反省点を言語化します。

 

これは立派な努力です。

 

が、努力が目的化していると、この時点で終わってしまいます。

 

努力が手段である人は、この後で、次のグループディスカッションではどう振る舞うのかという点まで踏み込んで考え、そして実行します。

 

「変化」を起こそうとしているのです。

 

努力によって、変化を起こしていく。一回一回の経験から、積み上げていくこと。これを意識しておき、手段としての努力を継続していきましょう。